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酒蔵訪問記 ~今代司酒造~

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2023.07.26

酒蔵訪問記 ~今代司酒造~

はじめに

以前の投稿で紹介させていただいた、「錦鯉」の蔵元、今代司酒造に女子社員(23歳)がプライベートで今年の3月に見学に行って参りました!

そこで見聞きしたこと、訪問しないと知ることができない情報等、

一部ではありますがご紹介させていただきます。

 

今代司酒造さんの「錦鯉」については弊社instagramやツイッターに掲載しておりますのでそちらもチェックお願いします。

 

なぜ今代司酒造を訪れたのか?

 

新潟駅から1番近く、徒歩15分とアクセスが良かったからというのが一番の理由です。

また、酒類の卸で働いていますが、恥ずかしながら日本酒の知識がほとんどなく蔵見学に行き、日本酒について学んでみたいと思ったからです。

今回の酒蔵訪問を通して、たくさんのことが学べたので記録に残したいと考え、コラム投稿の機会を頂くことができました。

今代司酒造とは

1767年創業の歴史のある酒蔵

 

新潟駅から徒歩15分、「沼垂」という地域に蔵を構えている。「沼垂」は酒蔵、味噌蔵、醤油蔵などが立ち並ぶ「発酵食品」の町であったそう。新潟は江戸・京都に並ぶ三代花街があった土地でもあり沼垂の蔵は一流料亭の職人たちに鍛えられ、味を追求したそう。

新潟清酒の代名詞

 

かつて日本酒が樽で出荷されていた時代、お米はとても貴重なものでありその米から出来る酒もまたとても貴重だったそうです。

少しでも儲けを得たい酒蔵や酒屋は酒を水で薄めて客に売っていました。

金魚が泳げるほどに薄められた酒を揶揄し世間では「金魚酒」と呼んでいました。

しかし、そのような時代でも今代司酒造では味を薄めずお酒を卸していたとのことです。

それが評判を呼び、新潟県内大半のお店で扱っていただくようになったことから新潟清酒の代名詞とも呼ばれるお酒になったそうです。今でも新潟県内の60代以上の方にはなじみのある蔵のようです。

新潟県内では戦後初の「全量純米蔵」

 

今代司酒造では、2006年ごろから新潟県内では戦後初の「全量純米蔵」となりました。

全量純米酒とは、米と米麹だけで作られるお酒のことをいうそうです。添加物を使わず米と米麹から作るため原価が高くなってしまい、とてもコストがかかってしまうそう。外来酒の登場や日本人のライフスタイルの変化、日本酒離れが進む中でも「今代司」ではアルコール添加物や副原料の使用を一切行わない数少ないお酒を造っています。

酒蔵見学概要

参加費は無料 要予約

ただし、16名以上の団体は有料だそう。

所要時間はおおよそ40分ほど。

お酒造りだけではなく、新潟や沼垂地域の歴史やネットで調べても出てこない情報を聞くことができます!新潟に行ったら絶対に行くべき!

 

◎木桶仕込み

一度は消えてしまった木桶仕込みでの酒造りを2010年に一部復活させたそうです。木桶でつくられたお酒は木桶ならではの木の香りと独特な風味を味わえるそうです。

案内の方が、ところどころ丁寧に解説してくれます。英語で書かれた解説パネルもあり外国人でも理解できます。

 

酒蔵見学では、実際に酒が作られている様子を見ることができました。大きなタンクがたくさんありました。

歴史のある蔵や、レトロな雰囲気の展示品はとてもおしゃれでした。

清酒には純米酒や吟醸酒と種類がありますが、その違いを以下の写真のように目で見てわかるように表されていてとてもわかりやすかったです。

法被姿でパシャリ📷

浅葱色でかっこいい。

フォトグッズも用意してあるとの事。(気がつかなかった)

 

杉玉も緑色(3月)で新酒が出来たことを教えてくれています。丸くてとても可愛い。

試飲体験

蔵見学のあとは、テイスティングが出来ます。

無料テイスティングと1000円(税込み)で15種類以上を一杯ずつ楽しめるプレミアムテイスティングの二種類を選ぶことが出来ました。

筆者は、お酒があまり強くないため無料テイスティングにしました。甘酒も気になりましたが、日本酒を飲んでみたかったため、酒を選びました。

季節のお酒1種類とノンアルコールの甘酒2種類の中から一杯選ぶことができます。

 

私が体験したのは、

 

◎天然水仕込みの純米酒「今代司」 蔵の名前がつく看板酒の一つです。

日本酒造りに欠かせないのが水です。天然水仕込みと名前が付くだけに、「菅名岳」(すがなだけ)の麓にわく天然水を使用しています。

お酒造りに適した水を探すために湧水池を訪ね歩きようやく見つけたお水だそうです。

私はこちらの試飲体験が人生初の日本酒体験でした。(笑)

感想は思ったより飲みやすい!とてもすっきりしていました。アルコール度数の高い日本酒はもっと飲みにくいものだと思っておりました。初めての日本酒で「全量純米酒」を飲めたのはとても貴重な体験でした。

 

今代司酒造HPによると、「料理との相性の良さは抜群で、これぞ食中酒と感じさせてくれる1本です。純米らしい旨みがありながらサラリとした口当たり。」とのこと。食事に合うお酒のようです。

弊社が運営している楽天にて飲み比べセットを販売しており、上記商品も入っております。5種類を飲み比べることでそれぞれのお酒の良さをいっぺんに味わえてよいですね。

購入については下記リンクより可能ですので、ご興味のある方はぜひお買い求めください。(なお、数量限定での販売となります。)

余談ですが・・・

 

今代司酒造様の売店の一角にて展開している「地酒ガチャ」に挑戦したところ、かわいいピンクの桝があたりました!!

嬉しくて会社でクリップ入れとして愛用しております。(笑)

 

まとめ

「今代司酒造」の酒蔵見学を通して、

近年、若者のお酒離れが進んでいますが、「日本酒」は日本の文化として守らなければならない文化の一つだと思いました。「今代司酒造」のホームページにもあるように、お酒は生死においてなくてはならないものではありませんが、お酒を通して人々のつながりや楽しさを、お酒を卸す会社の社員の一人として伝えることができたらいいと思います。

 

お酒を学ぶことで、仕事に対するモチベーションが上がりました!

他の酒蔵もぜひ機会があれば行ってみたいです。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

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