筑後地方に合わせて開発された酒米「吟のさと」
地元の米と水で醸した、香り高い純米吟醸酒「純米吟醸 喜多屋 吟のさと」は喜多屋の地元、福岡県筑後地方の気候や土壌に合わせて開発された酒米、吟のさとを、59％に磨いて使用している。
特徴は香りである。「吟醸香といったら、通常リンゴやバナナのような香りがするのですが、吟のさとで造ると、ほんのりとブドウのような香りを感じます」と西尾孝広杜氏。確かにフルーティーな香りの中に、吟のさと特有の芳香をほのかに感じる。味はやや辛口でスッキリとしたのど越しである。
喜多屋は山田錦を親に持つ吟のさとを、蔵のある福岡県八女市の契約農家と自社田で栽培している。米作りからこだわった、まさに地元産１００％のお酒が「純米吟醸 喜多屋 吟のさと」なのである。
